Urban Life Style Lab-----------by Sadao Tsuchiya

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2016/06/29@bangkok

urban life style labの概略

これは仕事およびチームの活動名です。土谷を中心に数人の研究者や調査メンバーが各国で関わっています。現代の都市の暮らしを観察することを業務として多く行っています。大量のデータを見ながら、その裏側にある背景を読み取っていきます。本来の仕事は、住宅業界にいたこともあり、そうした発見を「家」という器にどう翻訳していくかなのですが、現在では住宅の商品開発を必要とする企業だけでなく様々な種類の企業の要望に応えた調査を行うようになってきました。さらに調査や現状を分析するだけでなく、未来へのシナリオづくりも重要な仕事です。「家」とは様々な産業の技術やサービスが統合されたものですが、それらが今後どのような暮らし像をサポートしていくのか、その未来像を探り、リードすることも同時に考えていきます。数年前まで日本を起点に活動してきましたが、HOUSE VISION活動がアジア7カ国でも活動の拠点を広げるにともないそれぞれの国で建築家、研究者、企業との対話を続けることで、アジアそれぞれの地域の暮らしを観察し分析も行うようになってきました。現在はアジアで事業展開をする日本企業や現地企業のマーケティングや事業コンサルの支援もしています。

業務内容

1 コンサルティング
(WEBコミュニケーションを活用したマーケティング)
(WEBコミュニケーションを活用した商品企画)
2  暮らし調査
(WEBサイトを活用したアンケートの作成と分析)
3 商品開発
(マンション、商品住宅の開発およびデザイン監修)
4 研究会の運営、モデレーション
(HOUSE VISIONの研究会(企業、建築家、研究者)をアジア7カ国で運営)

「webコミュニケーションについての考え」

 様々な企業のコミュニケーションサイトをサポートしています。売り手と買い手という関係から、一緒に何かを考えていくという関係をつくることを目的とします。アンケートやコラム、ユーザーと考える商品開発などをコンテンツとしてコミュニケーションを行います。根気のいる仕事ですが、続ければ必ず大きな力となっていきます。特にアンケートは日常の暮らしの行為を調べながら、そこから商品やサービスへとつながるコンセプトを見つけ出していくことにつながります。また2008年からはじめた間取りの研究は、デベロッパー、ハウスメーカー、住宅設備メーカーなどの具体的な商品開発へとつなげていきましたが、そうした住宅関連企業ばかりでなく、あらゆる業種に必要な暮らしへの提案をつくる上で大きなヒントとなっています。これらの活動はものづくりだけでなくその先のプロモーションや販売手法の開発にもつながっていきますし、企業内の人の意識の改革にもつながりさらには企業のファンを醸成し、ユーザーと企業との間に強い関係性をつくっていこうとしています。
こうした関係性を現代の企業のブランドと考え、そして新たなマーケティングの領域をつくっていくととらえています。

「アンケートという手法について」

 webでの調査は、大量にそして細かな項目を何度も聞いていくのにとても有効です。仮説に基づき、細かな差異をみつけていく作業を繰り返します。特に人々の行為をつぶさに調べ、またフィールドワークでは観察していきます。答える側が、気づかないことを行動から発見していきます。潜在意識の中に潜む未だ意識していないことを発見していきます。そのほか、アンケートという手法がユーザーとの関係性を構築する上でもっとも基本になる姿勢と行動だとも考えています。聞くという行為によって、また知りたいという謙虚な姿勢や行動から様々な発見が生まれ、そしてユーザーとの良好な関係を築いていきます。

「商品開発について」

 マンションや住宅の商品企画を支援します。通常立地と価格でビジネスを展開しがちなデベロッパーの商品に対して、間取りの開発に重点を置き、現代の暮らし方を、立地やそのプロジェクトの特性に合わせて考えていきます。その際、ウェブを使ったアンケートやユーザーとのコミュニケーションからものづくり、販売のプロモーションまでを一貫して行います。販売のためのカタログや販促支援ツールも一緒に考える場合が多いです。また住宅であれば設計、施工、販売などのマニュアルも一緒につくる場合も多く、ものづくりが成功するための様々な環境を整えていきます。その他、住宅設備や建材などの商品開発も支援していますが、これもウェブサイトを活用して行っています。

「発展するアジアと縮退する日本」の比較調査

 発展するアジアの暮らしを読み解くこと、ひとつには企業のマーケティングへと応用していきます
しかしこの活動はもっと根源的にアジア熱帯、亜熱帯の気候に適した暮らし像を地域ごとに探していくという大きな目的があります。都市や住宅の近代化のモデルはヨーロッパの近代化運動の流れにも基づきそのモデルは寒さからいかに守るかということが大きなファクターでした。しかし熱帯、亜熱帯地域の気候はそれとは全く違います。エネルギーをいかに使わない、そして自然と共生し、かつ現代の技術とも融合しながらアジアでのそれぞれの地域での暮らし像を模索していきます。答えはひとつではない、そこに私の目標があります。

「研究会モデレーション」

 HOUSE VISION研究会や33ラボなどの研究会を主催し、モデレートをすることで実際に多くの人に会い会話をすることで、暮らしに対する視点を広げたいと考えています。