Urban Life Style Lab-----------by Sadao Tsuchiya
————————————————————--------————-土谷貞雄

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2015/06/04 @kl malaysia

私の仕事は

「くらしの調査」です。人の数だけ暮らしのかたちはあります。それでも国や地域、気候などによってそれぞれの場所に特性を見出していこうとする作業が私の仕事です。
そのために膨大なアンケートを実施したり、現地のフィールドワークを繰り返し、「こうかもしれないという仮説」を立て続けています。未来の予測は難しいものですが、しかし今の暮らしの中に未来の芽は潜んでいるはずです。その芽を発見し具体的に示すことによって人々の判断が可能になります。
これらの私の調査や分析は、企業のマーケティングへと応用されていくのですが、ものを売ろうとする気持ちが先行すると発見の視点が薄らいでいきがちです。買ってといえばいらないと言い、売らないというと欲しいと言う、これが人間の心理かもしれません。
できるだけニュートラルな立場で、そして住まい手の意識に寄り添って「現代のくらし」を見つめていこうと考えています。どんな暮らしをしたいのか、そのことを住まい手一人一人とつながって読み解いていくことです。そうした発見の過程が最終的に企業とユーザーとの関係を再構築していく鍵になるはずだと思っています。
建築家として、コラムニストとして、アンケート制作や分析する研究者として、または討論会や研究会の主催者として様々な活動を行っていますが、それはひとえにこれからの暮らしを読みといていくという、この一点に集約されています。
現在はアジア各地を精力的に回り、アジアの熱帯・亜熱帯モンスーン気候の暮らしに、近代思想を乗り越えるヒントを求め、それぞれの地域の気候風土や文化的な背景との結びつきから現代の理想のくらし像を探っています。そうした活動がもう一度日本の暮らしを見つめ直す契機へとつながるとも考えています。
また2010年から行っているHOUSE VISION活動は私自身の研究活動の一端でもあります。HOUSE VISIONの活動は日本のみならず、アジア7カ国(日本、中国、台湾、インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイ)で活動を行っています。日本の未来、アジアの未来が一つに収斂するのでなくそれぞれの国や都市でいかにその違いを見つけていけるのかを大事にしていきたいと思っています。

土谷貞雄 2015年6月9日

  • memo
  • 2015. 08. 09-プロフィール中国語追加
  • 2015. 06. 30-web くらし調査のページを追加
  • 2015. 06. 15-works とgalleryのページを追加
  • 2015. 06. 09-全面更新